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自己肯定感を高める子育てのポイントとは?接し方や褒め方のコツ

2024.06.26
自己肯定感を高める子育てのポイントとは?接し方や褒め方のコツ

文部科学省によると、日本の子どもたちの自己肯定感は諸外国に比べて低い状況にあり、自己肯定感を育む取り組みを進めていく必要があると発表しています。

このような教育制度や社会の変化を受け、近年多くのメディアや書籍で自己肯定感に関する子育てのノウハウが紹介されるようになりました。

そこで今回は、そもそも自己肯定感とは何か?というところから、自己肯定感を高める子育てのポイントをご紹介しています。また後半では、自己肯定感を下げる褒め方・上げる褒め方を、具体的な声かけのコツと共に解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

出典:【PDF】自己肯定感を高め、自らの手で未来を切り拓く子供を育む教育の実現に向けた、学校、家庭、地域の教育力の向上(第十次提言)|文部科学省

子育てのキーワード「自己肯定感」とは

子育てに関するコラム等で見聞きする「自己肯定感」とは、どのようなものなのでしょうか。

自己肯定感とはありのままの自分を肯定する感覚であり、他人と比べずに自分をかけがえのない存在として受け入れることを指します。

自己肯定感が高い子どもにはどのような特徴があるのか、反対に自己肯定感が低い子どもにはどのような特徴があるのか、自己肯定感が与える影響とともに見ていきましょう。

自己肯定感が高い子どもの特徴と影響

自己肯定感が高い子どもは、自分がどのような状況に置かれていても高い幸福感を得ることができます。

例えば、「夏休みが終わるまであと5日しかない」と悲観的に考えるのではなく「まだ5日もある!何をしようかな?」と肯定的に考えられたり、みんなが「Yes」と言っていても自分がNoだと思えば「No」とはっきり主張できるのは、自己肯定感が高い子どもの特徴だと言えるでしょう。

【自己肯定感が高い子どもの特徴】

  • 肯定的に考えられる
  • 失敗を恐れない
  • 自信を持っている
  • 自己主張ができる
  • 他人のことも認められる

また、自己肯定感が高い子どもは、自分を肯定できる感覚と同じように、他人のことも肯定することができます。そのため、他人と自分を比べて落ち込んだり、他人を見下すような様子は見られません。

自己肯定感が低い子どもの特徴と影響

自己肯定感が低い子どもには、自信がなかったり、自分の意見を伝えるのが苦手といった特徴があります。また自分を責める傾向が強く、自己否定のサイクルに陥りがちです。

例えば、親の指示がないと動けない・親や友達と一緒でないと行動できない・失敗を恐れてチャレンジしないなどの行動は、自己肯定感が低い子どもに見られる特徴だと言えます。

【自己肯定感が低い子どもの特徴】

  • 物事を悲観的に考える
  • 失敗を恐れてチャレンジしない
  • 自信がない
  • 自己主張ができない
  • 劣等感を抱きやすい
  • 人を見下しやすい

また自己肯定感が下がっているサインとして、園や学校に行きたがらなくなったり、やる気が低下したりすることが挙げられます。疲労やストレスなどによる一時的な影響も考えられますが、このような特徴やサインが見られた時は、子育ての在り方や子どもとの接し方について見直す機会にしてみてください。

関連記事:自己肯定感が低い子どもの特徴は?自己肯定感を高める子育てのポイント

自己肯定感を高める子育てのポイント

自己肯定感を高める子育てのポイント
次に、自己肯定感を高める子育てのポイントについて見ていきましょう。

子育てのポイント①:子どもの話を否定しない

自己肯定感を高める子育てのポイント1つ目は、「子どもの話を否定しない」です。

子どもの自己肯定感を高めるためには、子どもの話を否定せず、受け入れることが重要となります。

例えば、もう起床しないといけないのに子どもが起きて来ないと、つい「遅刻するから早く起きなさい!」と言いたいところ。これを「わかる!お母さん・お父さんもまだ寝たいよ〜。でも遅刻しちゃうから頑張って起きようかな。一緒に頑張ろう?」というように子どもの気持ちを受容することで、「親に自分の意思を否定された」という印象から、「親も眠いけど頑張っているんだな」という印象に変わります。

このようにやるべきことから逃げようとする時や、自己を否定する言動が見られた時、失敗を恐れてチャレンジするのを嫌がる時は、気持ちを代弁してあげたり、共感したりして、サポートすることが大切です。

子育てのポイント②:子どもの意見を尊重する

自己肯定感を高める子育てのポイント2つ目は、「子どもの意見を尊重する」です。

自分の意見を相手に伝えたり、自分が決断したことに自信を持つのは大人でも難しいものです。ですが、周りに流されず、自分の意見をしっかり持った大人に育って欲しいというのは、子育てをしている多くの親の願いでしょう。

自分で自主的に考えて決断する力はしばしば「決断力」と表現され、決断力を育てるには親が子どもの意見を尊重し、認めることが大切だと言われています。宿題に取りかかるタイミングやおもちゃを片付けるタイミングなど、子どもに意思決定させられるシーンはたくさんあります。

そういった些細な決断から、少しずつ決断力と自己肯定感を高めてあげてください。

関連記事:子どもの自主性がぐんぐん育つ5つの方法!接し方のポイントとは

子育てのポイント③:子どもに選んでもらう

自己肯定感を高める子育てのポイント3つ目は、「子どもに選んでもらう」です。

例えば、スーパーのお菓子売り場で何を選べば良いかわからずイライラするなど、選ぶという行為にストレスを感じる子どもや、「ママ・パパ選んで〜」が癖になっているお子さんは「選ぶ力」を高めてあげると良いでしょう。

選ぶ力は自己肯定感の向上に繋がり、また自分で判断する力も伸ばすことができます。

具体的な方法ですが、多すぎる選択肢はストレスになりますので、まずは2〜3程度の選択肢を提案して、そこから選ぶトレーニングをしていきます。もし選べない時は、「どれが要らない?」「どれがイヤ?」というように、選択肢を除外させる方法もおすすめです。

子育てのポイント④:他人と比較しない

自己肯定感を高める子育てのポイント4つ目は、「他人と比較しない」です。

子どもが友達と自分を比較したり、親がよその子どもと自分の子を比較するのは、自己肯定感が低下する要因となります。自己肯定感が高い状態とは、自分がどのような状況であっても幸福度が高いため、そもそも他人と比較する必要がないからです。

例えば、「メジャーリーガーと自分を比べて足りないことを知る」というようなポジティブな比較は自己成長に良い影響を与えますが、人と比べて落ち込んだり、劣等感を抱いたりというようなネガティブな比較は、自己肯定感をどんどん下げてしまいます。

子どもにネガティブな比較癖が見られた時は、目に見える結果に意識を向けないようにサポートしてあげましょう。たとえ上手くできなかったとしても頑張ったことを褒めたり、子どもの存在そのものに感謝の気持ちを伝えます。

もし子どもが友達と比べてしまったり、親自身がよその子と比較しそうになったら、過去の状況と比べて今はどうか?と比較対象を他に向けないように心がけてみてください。

子育てのポイント⑤:親が先回りしない

自己肯定感を高める子育てのポイント5つ目は、「親が先回りしない」です。

子どもが自ら考えて行動し、それによって得られる達成感は自己肯定感の向上に繋がります。そのため、親が常に先回りしてリスクを取り除くことは避けるべきだと言えるでしょう。

また「失敗は成功のもと」ということわざがあるように、間違いや失敗からしか学べないことはたくさんあります。親がすぐに正解の答えを提供するのは、その機会を子どもから奪ってしまうようなものです。

上手にできないとイライラしたり、失敗したくなくて挑戦を避ける子どもには、「あなたが特別じゃない、みんな失敗するものだよ。」と伝え、「失敗=怖いもの・恥ずかしいもの」という意識を取り除いてあげる必要があります。「お父さん・お母さんも昔はできなかったけど、何度も練習してできるようになったんだよ!」と親自身の失敗談を話すのもおすすめです。

そして子どもが自主的に取り組み始めたら、指示は出さずにそっと見守り、失敗しても叱ったり責めたりしないように注意してください。

【子育てのコツ】自己肯定感を高める褒め方とは?

【子育てのコツ】自己肯定感を高める褒め方とは?
子どもの自己肯定感を育てるポイントは「褒め方」にあります。最後に、自己肯定感をぐんぐん伸ばす褒め方のコツについてご紹介します。

関連記事:子どもの叱り方にはコツがある!上手な叱り方・悪い叱り方とは?

結果ではなく努力を褒める

お伝えしている通り、自己肯定感を高めるには、達成した結果よりもその結果に至るまでの努力に対して褒めましょう。

例えば、テストで100点を取った時は「100点取れたの?えらいね!」という褒め方ではなく、「頑張ったの知ってるよ〜!えらかったね!」「集中して取り組めてえらかったね!」という風に、問題を解く過程に着目してみてください。

また、子どもが気付いていない努力に対して褒めるのも効果的です。自信に繋がりますし、子どもの視野を広げることにも繋がるでしょう。

子どもの存在を褒める

褒めて育てるという子育てノウハウがありますが、何でもかんでも褒めたら良いというわけではありません。子どもの行いを逐一褒めていると「勉強を頑張らないと褒めてもらえない」「親の言いつけを守らないと愛してもらえない」と子どもが思うようになり、かえって自己肯定感を下げてしまっていることがあります。

このような子どもの心理状態は「いい子症候群」と呼ばれるのですが、そのような子どもは親に褒められる行動を選ぶ癖があるため、自分の意思で決断できなかったり、また親に怒られたくないので自分の意見が言えず、受け身になりがちといった特徴が見られます。

いい子症候群に陥らないためには、過度に期待する褒め方や親の価値観を押しつける褒め方は避け、子どもの存在をまるごと受容するのが重要です。

例えば、「お母さんとお父さんの子どもになってくれてありがとう」「今日も一緒にご飯が食べられて嬉しいよ」など、無条件で子どもの存在に感謝します。「大好きだよ」とハグするのも良いでしょう。

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