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「小学生の子どもが言うこと聞かない…」理由と対処法について

2023.03.29
「小学生の子どもが言うこと聞かない…」理由と対処法について

幼児の頃は素直で聞き分けが良かった子でも、小学生になった途端に言うことを聞かなくなったと悩むケースは少なくありません。

このような状況を解決して、素直に指示を受け入れてもらうにはどうすれば良いのか、小学生の子どもが親の言うことを聞かない理由と、その対処法について詳しくご紹介していきます。

小学生の子どもが言うことを聞かない理由

小学生の子どもが言うことを聞かない理由は、単に「遊びたいから」「嫌なことを先延ばしにしたいから」という時もありますが、それ以外の理由が潜んでいる場合もあります。

ここでは、小学生の子どもによく見られるケースを5つご紹介していきます。

理由①:親の言うことに納得していないから

小学生の子どもが言うことを聞かない理由の1つ目が「親の言うことに納得していないから」です。これは、自分の意見を持ち始めるようになったという成長の証でもあります。

物事について判断したり考えたりする脳(前頭前野)は、小学生になった頃から発達し始め、小学5年生頃にピークを迎えます。脳が発達すると同時に、自分の思うように行動したいという自立心も芽生えていくのですが、その現れとして、親の言うことを聞かないといった反抗的な態度を見せる子どもが多いのです。

この際、子どもの反抗的な態度に対抗するのは好ましくありません。子どもの意見を尊重して、自主性を育むスタンスでいることが大切です。

理由②:言うことが聞ける状態ではないから

小学生の子どもが言うことを聞かない理由の2つ目が「言うことが聞ける状態ではないから」です。

大人でも、例えば仕事や家事をしている最中に「お母さん、あれやって〜」などと話しかけられると、「ちょっと待って」と要望に応じることができないもの。同じように、子どもがテレビやゲームに集中している時に話しかけても、それに応じられる状態ではないため、言うことが聞けないのです。

また、学校でイヤなことがあって落ち込んでいる時や、友達と喧嘩をしてイライラしている時も、言うことが聞ける状態とは言えません。

このような状態の時は、先の見通しを立ててあげたり、落ち着くまでそっと見守るなどで対応してあげると良いでしょう。

理由③:指示が抽象的で理解できないから

小学生の子どもが言うことを聞かない理由の3つ目が「指示が抽象的で理解できないから」です。

例えば、「ちゃんとしなさい」という指示にある「ちゃんと」という表現は、とても曖昧なものです。大人でも、上司の指示が抽象的で困ったという経験をされた方も少なくないでしょう。

いちいち言わなくてもわかって欲しいという気持ちもわかりますが、子どもが自分で考えて理解できるようになるまでは、何をどうすれば良いのか、具体的な指示を出すことをおすすめします。

理由④:気が散る要素が周囲にあるから

小学生の子どもが言うことを聞かない理由の4つ目が「気が散る要素が周囲にあるから」です。

指示を出しても言うことを聞かない時、テレビがつきっぱなしになっていたり、おもちゃやゲームが目に入る位置にありませんか?人には楽しいことを優先する特性がありますので、何か指示を出す際は気が散る要素を少なくして、目を見て話すようにすると良いでしょう。

また、おもちゃなどが置いてある自室の勉強机で学習をさせているご家庭は、親の目を盗んで遊んでいる可能性があるため特に注意が必要です。小学生のうちは、自室ではなく親の目が届くリビングなどで勉強をして、勉強する部屋にはゲームやおもちゃといった気が散る要素を持ち込まないなど、子どもが集中できる環境を整えてあげましょう。

なお、子どもの集中力を高める方法については「【小学生】子供の集中力を高める方法は?家庭内でのNG行為についても」をご覧ください。

理由⑤:やり方がわからないから

小学生の子どもが言うことを聞かない理由の5つ目が「やり方がわからないから」です。

例えば、これまで当たり前のように宿題をしていたにもかかわらず突然しなくなったり、習い事の練習をしなくなった時は、取り組み内容のレベルが上がったことで、何からどのように手を付けるべきか、やり方がわからなくなっている可能性があります。

小学校の学習で言えば、抽象的な思考が問われるようになる小学4〜5年生から、急に問題の解き方がわからなくなる子どもが増えます。そもそも内容が理解できていないので、どう取り組めば良いかわからないのです。

そのため、子どもにこのような様子が見られた時は、どのような壁にぶつかっているのか、どのような不安を抱えているのか、しっかりヒアリングしてあげましょう。

子どもの学習進度が気になる方は、「【小学生】勉強についていけない様子が見られたら?理由や対策について」も参考にご覧ください。

小学生の子どもが言うことを聞かない時の対処法

小学生の子どもが言うことを聞かない時の対処法

次に、小学生の子どもが言うことを聞かない時の具体的な対処法についてご紹介していきます。

対処法①:ポジティブな雰囲気に持っていく

小学生の子どもが言うことを聞かない時は、ポジティブな雰囲気に持っていくと良いでしょう。

何度言っても子どもがやるべき事をやらないと、ついカッとなって感情的に叱ってしまうもの。しかし、この状態で叱りつけたところで、子どもはさらに反発するだけです。

そのため、まずは親自身が一呼吸置いて心を落ち着かせ、ポジティブな雰囲気に持っていく方法を探ってみましょう。

例えば、「○○しなさい」ではなく「○○ができたら凄いね」と伝えたり、「今日もちゃんと起きてこれたね!」と普段の行動を褒めるのは効果的です。また、「努力した分だけ良いことがあるんだよー」と具体的なメリットを提示したり、くすぐったりして笑わせるのもおすすめです。

このように、日頃から家庭内がポジティブな雰囲気だと、子どもの自己肯定感が高まると言われています。自己肯定感とは、子どもがありのままの自分を受け入れられる感覚のことで、自己肯定感が高まると、自信がついたり、自主性が育ったりと、良い方向に進んでいきます。

子どもの褒め方については「子供を伸ばす褒め方にはコツがある!子供に伝わる上手な叱り方も紹介」をぜひご覧ください。

対処法②:ダメな理由を子ども自身に考えさせる

小学生の子どもが言うことを聞かない時は、頭ごなしに叱りつけるのではなく、ダメな理由を子ども自身に考えさせるのが良いでしょう。

具体的には、「どうして歯磨きしないの!」ではなく「どうして歯磨きしたくないの?」と、語尾を疑問形にするだけでOKです。この際、子ども扱いせず、大人と同じように接するのがポイントです。また、子どもが返事をしない・無視を続けるようであれば、「返事をしないと、人から誤解されてしまったり、大きな失敗をする可能性があるんだよ」と、返事の重要性について丁寧に伝えてあげます。

注意点としては、理由を尋ねても返事がないからといって、「返事がないとお菓子抜きだよ」「返事がないとお母さん出て行くからね」などと、話題の本筋と関係のない要素を持ち出したり、脅し文句で恐怖心を煽らないことです。

このような“理由を聞かれる=恐怖が待ち受けている”という捉え方が定着してしまうと、恐怖を避けることばかり考えるようになって、肝心の理由をじっくり考えられなくなってしまいます。

そのため、理由を聞く時は叱るというスタンスを持たずにフラットな状態で投げかけ、子どもが落ち着いて考えられる環境を作ってあげるのが大切です。

対処法③:子どもの意見を尊重する

小学生の子どもが言うことを聞かさない時は、あえて子どもの意見を尊重して、子どもの思う通りに行動させてあげるのが良いでしょう。

大人からすると「これは失敗するだろうな」と予測できる行動でも、子どもにとっては自分で答えにたどり着きたいもの。失敗を経験することで、「次はこうしてみよう!」と、自ら考えてチャレンジできるようになっていきます。そして、試行錯誤しながら小さな成功体験を少しずつ積み上げていき、やがて「できた!楽しい!嬉しい!」という成長に繋がっていくのです。

とは言え、ケガや病気になる恐れがある行動や、犯罪に巻き込まれる可能性がある行動、人に迷惑をかける行動はよくありません。例えば、「夕飯までに帰ってきなさい!」と伝えたい時は、ただルールを押しつけるのではなく、「子どもが夜遅くに出歩いていると、交通事故や犯罪に巻き込まれる可能性があるから、よく考えて行動してね。」などと、より具体的な言葉で伝えるのが効果的です。

また、直接手を貸すことはせず、安心して取り組める環境を整えてあげるなど、周囲のサポートに徹するのも良いでしょう。

対処法④:自ら行動するまで待つ

小学生の子どもが言うことを聞かない時は、自ら行動するまで待ってみるのもおすすめです。

宿題をしない、脱いだら脱ぎっぱなし、お手紙を出さない、朝起きてこない……といった子どもの行動を一つひとつカバーするのはとても大変なことですが、一つでも普段の生活リズムから外れてしまうと、学校や職場に遅刻するなど他の部分に支障を来してしまうため、仕方なく怒っているという親は少なくないでしょう。

しかし、「○○しなさい」と言えば言うほど、子どもはやる気をなくし、ますます言うことを聞かなくなります。このような、“自分の行動を他者に強制されると、反対の行動をとりたくなる現象”を心理的リアクタンスといい、例えば、勉強しようとしている時に「勉強しなさい」と言われるとやる気がなくなる現象が、これにあたります。

そのため、指示したくなる気持ちをぐっと堪えて、子どもが自ら行動するまで見守ってあげてください。時間管理が苦手な場合は、学校の時間割のように1日の流れを紙などに書いて、見える場所に貼ると効果的です。

そして、自主的に判断して行動ができた時は、「できて当たり前だ」という態度は取らずに、しっかりと褒めてあげましょう。

小学生が言うこと聞かない時は第三者も活用

今回は、小学生の子どもが言うことを聞かない理由と、その対処法についてご紹介しました。

子どもが言うことを聞かない・無視するといった状態が毎日続くと、お母さんやお父さんの精神も疲弊します。子どもにあれこれと手を尽くすことも大切ですが、お母さんやお父さん自身がストレスを溜め込まないようにする工夫も必要でしょう。

例えば、塾や習い事など外部の教育サービスに頼ってみるのも解決策の一つです。特に小学校高学年〜中学生で迎える第二次反抗期は、信頼できる第三者の大人の介入が効果的に働きますので、今のうちから対策を練っておくと安心です。

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