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子どもの叱り方にはコツがある!上手な叱り方・悪い叱り方とは?

2023.10.11
子どもの叱り方にはコツがある!上手な叱り方・悪い叱り方とは?

「つい感情的に怒ってしまい後悔。かと言って怒らないのも良くないし……」と、子どもの叱り方で悩んでいる親は少なくありません。

そこで今回は、私たち個別教育Canで実践している「子どもへの上手な叱り方」についてご紹介します。また、子どものために避けたい悪い叱り方や、年齢別のポイントもまとめています。ぜひ最後までご覧ください。

「怒る」と「叱る」の違いについて

まずは、混同しがちな「怒る」と「叱る」の違いについて見ていきましょう。

一般的に、怒るとは「早く歯磨きしなさい!」のように気を荒立てて感情を伝える行為を指します。対して叱るとは「歯磨きしないと虫歯になるよ」のように間違いを諭す行為を指します。つまり、怒るとは親自身の感情を訴えることで、叱るとは子どもに助言をすることなのです。

子どもがやるべきことをやらない時や、他人に迷惑をかけた時、危険な行為をした時、ついカッとなって怒ってしまうのは仕方がないこと。

しかし、親の感情を一方的に押し付けられた子どもは、自分がなぜ怒られているのか理解ができず、怒られるのを避けるため言われたことだけしかできない子どもに育つ恐れがあります。

子どもへの上手な叱り方

子どもへの上手な叱り方

上手な叱り方を取り入れると、子どもが自信を持ち、向上心や自主性が育まれます。また、自己肯定感が高まり、子どもが自分自身を大切にできるようになっていきます。さらに、子どもとの信頼関係も構築され、コミュニケーションも活性化されるでしょう。

ではどのような叱り方が子どもに良い影響を与えるのか、ここでは3つのポイントに絞ってご紹介していきます。

上手な叱り方①:叱る理由が明確に伝えられている

子どもを叱る際は、なぜ叱っているのか、叱る理由が明確に伝えられていることが重要です。

理由を教えてもらえずに叱られると、子どもは何をすれば良いのか困惑してしまいますし、前述した通り叱られている原因が理解できないため、自主的に行動することを恐れるようになってしまいます。子どもを叱る際は、子どもが理解できるように、わかりやすい理由を伝えながら叱るようにしましょう。

特にイヤイヤ期や思春期などの反抗的な態度が著しい時期や、お互いの感情がヒートアップしている時は、気持ちが落ち着くのを待ってから、穏やかに伝えることがポイントです。

上手な叱り方②:子どもの気持ちを受け止めている

子どもを叱る際は、子どもの気持ちを受け止めることも意識してみましょう。

子どもは4歳〜6歳頃から、目的意識を持って自主的に行動できるようになると言われています。例えば、「このステージがクリアできたら宿題する予定だったのに」「◯分になったらやろうと思っていたのに」など子どもが自ら計画を立て動いていた場合、その途中で「はやくしなさい」「やめなさい」などと子どもの行動を制限することは、子どもの自主性を否定してしまう恐れがあります。

このような時は、「これからの予定を教えて」「何時にお風呂入る?」と質問して子どもが立てた計画を受け止めたり、「◯時から晩御飯だから、その予定に合わせて動いてね」と子どもを信じて見守るのがおすすめです。子どもの気持ちや考えを認める姿勢は、子どもと良好な関係を築くことにも繋がります。

上手な叱り方③:改善しようとする姿勢を褒めている

改善しようとする姿勢を褒めるのも、上手な叱り方です。

子どもは失敗を体験することで成長していきます。そのため、はじめから完璧にできるとは思わず、改善しようと努力する過程を褒めてあげてください。そうすることで、チャレンジすることを恐れず、次はこうしてみようと自分で考えて判断する力がついていきます。

また褒める時のポイントですが、単に「上手だね」「すごいね」と褒めるよりも、その理由まで具体的に褒めてあげると良いでしょう。加えて、「これってどうやってしたの?」と子どもが意識して取り組んだ内容を聞き出すのも良い方法です。つい結果だけを見てしまいがちですが、本人の口から頑張った内容を聞き出すことで、そのプロセスから褒めるポイントが見つけられるようになります。

褒め方については「子供を伸ばす褒め方にはコツがある!子供に伝わる上手な叱り方も紹介」でも詳しく解説していますので、ご覧ください。

子どもへの悪い叱り方

子どもへの悪い叱り方

反対に、子どもに良くない影響を与える叱り方にはどのような特徴があるのでしょうか。悪い叱り方についてご紹介していきます。

悪い叱り方①:指示が抽象的で理解できない

指示が抽象的で理解できない叱り方は、子どもに良い影響を与えません。

親としては、1から10まで言わなくてもわかって欲しいものですよね。このような1を言えば10まで想像できる力を抽象的思考といい、抽象的思考が発達するのは11歳頃だとされています。

そのため、子どもが自分自身で考えて理解する力を身につけるまでは、具体的な指示を出すことがおすすめです。

悪い叱り方②:集中できない環境で叱っている

集中できない環境で叱るのも、良い叱り方だとは言えません。

例えば、テレビがついたままだったり、スマホやゲームが目の前にあるような環境は、大人でも集中力が途切れるものです。

叱る際は子どもが集中できない原因を取り除くか、何かに集中している時は頃合いを見計らって話かけるようにします。また話しかける時は、気が他に外れていないか確認する意味も込めて、目を合わせて話すようにするのが良いでしょう。

集中力については「【小学生】子供の集中力を高める方法は?家庭内でのNG行為についても」で詳しく解説しています。

悪い叱り方③:子どもに考えさせていない

子どもに考えさせず、一方的に指示を出す叱り方も良い叱り方ではありません。

なぜそのような行動をしてしまったのか、なぜ行動しないのか、その理由について尋ねて、子どもの意思を確認しましょう。具体的には、「はやく宿題しなさい!」ではなく「どうして宿題しないの?」などと、語尾を疑問形にするだけです。この時、怒りの感情を出さずにフラットな状態で質問するように心がけます。

また、理由を尋ねても返事がないからといって、「答えないとお菓子抜きだよ」と関係のない要素を持ち出したり、「言うこと聞かないならお母さん出ていきます」と脅し文句で恐怖心を煽るようなことをしてはいけません。子どもが落ち着いて考えられるように、安心できる環境を作ってあげてください。

【年齢別】子どもの叱り方のポイント

【年齢別】子どもの叱り方のポイント

叱り方は、子どもの年齢や発達、特性によって臨機応変に変えていく必要があります。それぞれの年齢に合った叱り方のポイントを見ていきましょう。

1歳〜2歳頃の叱り方

1歳〜2歳頃までは理由を聞いても理解が難しいため、あえて親がムッとした表情を見せてダメなことだと理解させたり、子どもがわかる言葉を使って簡潔に伝えるのがポイントとなります。「痛かったでしょう?」「悲しいよね」など気持ちを代弁するのも良い叱り方です。

3歳〜6歳頃の叱り方

3歳〜6歳の幼児期は、叱る理由を明確に伝えることを意識してください。

例えば、わざとイタズラして親の気を引こうとした子どもには「ママと遊びたかったんだよね、気づいてあげられなくてごめんね。このお仕事が終わったら遊べるから、もう少し待っててもらって良いかな?」などと、子どもの気持ちを受け止めて、子どもの主張が今すぐ叶えられない理由を伝えます。また、叱ることと見守ることに対して、境界線をしっかり決めておくことも大切です。

小学生の叱り方

小学生になると、叱る前に子どもの思う通りに行動させてみるのがポイント。

この頃の子どもは、自分で立てた目標を達成したり、友達と協力して何かを成し遂げる経験を経て、自主性やチャレンジ精神を養っていきます。そのため、ちょっとした失敗やトラブルであれば、自分で解決できるように、親は見守る姿勢を持つことが大切です。

中学生の叱り方

思春期や反抗期が訪れる中学生の頃は、急に反抗的な態度を見せる子どもも少なくありません。親への反抗は自立に向けて必要なステップですが、だからと言って悪い行いを見過ごすのはいけません。叱る時は親から一方的に意見を押し付けないように対話を大切にし、気持ちが落ち着いているタイミングで簡潔に話すのが効果的。見放すことはせず、愛情を忘れないように接するのもポイントです。

中学生の子どもへの接し方については「中学生の子供が嘘をつく!思春期特有の理由と親の対処法について」でもご紹介していますので、併せてご覧ください。

子どもが前向きになれる叱り方を心がけよう

今回は、子どもの叱り方についてご紹介しました。

子どもを叱る時に大切なのは、冷静に理由を伝えるという点です。また、次の機会に向けて前向きになれるように、日頃から些細な行動でも積極的に褒め、ポジティブな雰囲気に持っていくよう心がけましょう。具体的には「自分で起きてきて賢いね!」「◯時までに宿題終わったらカッコ良いね!」といった声かけが効果的です。

ちなみに、くすぐったりして笑わせるのも、空気を良い方に変えられるのでおすすめですよ。ぜひお試しください。

個別教育Canで叱らなくても自らやる子へ

個別教育Canで叱らなくても自らやる子へ

個別教育Canは千葉県で展開している個別指導塾です。そして、個別指導塾でありながら「先生が全員正社員」をモットーとしている学習塾となっています。

個別教育Canの想いは、教育を通じて子ども達の可能性を開花させ、多くの人の役に立つ人間になってもらうこと。子どもの性格・やる気・理解度・自信・性別・知識・志望校によって授業や教え方を変え、困難なことにも「自分ならできる!」と自主的に努力し、挑戦する子に育てます。

そのため、大学生のアルバイト講師はとらず、先生が全員正社員の個別指導塾であることにこだわっています。

「子どもが勉強に対してやる気を出してくれない」「毎日叱ってばかりでどうすれば良いかわからない」とお困りの方は、ぜひ一度個別教育Canに足をお運びください!

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