小学生の子供を持つ親に向けて、子供への接し方がわからない時の対処法を、ケース別にご紹介していきます。
「子供が宿題や勉強をしない時、どうしたら良い?」
「反抗的な態度にイライラして仕方がない……」
「イライラする…気持ちの切り替え方が知りたい!」
という方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
私たち個別教育Canは仕事柄、親御様からご相談を受ける機会が多く、なかでも「家庭内で子供への接し方がわからない」といった悩みは、多くの方が共通して持たれています。
そこで、子供への接し方がわからない時の対処法を、下記のケース別に紹介していきます。
①:反抗的な態度を取る時
②:宿題や勉強に取りかからない時
③:勉強中に機嫌を損ねたり集中できない時
③:何かに悩んでいる時
④:親が忙しい時
⑤:親がイライラしている時
それでは詳しく見ていきましょう。
子供が言うことを聞かず、反抗的な態度ばかりの日々が続く時、どのような接し方をすれば良いでしょうか。
まず、子供が反抗的な態度を取るのは成長の証であり、ごく自然な反応であると理解することが大切です。加えて、小学生にもなると、他人との付き合いの中で悩みを抱えたり、思い通りに行かないことに腹が立ったりと、私たち大人と同じように様々なストレスを感じているものです。
反抗的な態度を取る子供への接し方のポイントは、普段は見守りに徹して、取り返しがつかなくなるような悪い行いに対しては真剣に叱ることです。また、子供に無視されるからといって、日常会話を諦めるのは良くありません。
小学生の反抗期は「自分を認めて欲しい、子供扱いしないで欲しい」という心理の表れですので、子供の意志を尊重しながらも「いつでも家族は味方だからね」というスタンスを持つのが良いと言えるでしょう。
「ゲームばかりで、何度言っても宿題をしない」「友達とSNSばかりしていて、宿題はいつも二の次」と、勉強に取りかからない子供への接し方で悩んでいる親は少なくありません。
遊んでばかりで勉強しない子供におすすめの接し方は、子供自身に見通しを立ててもらうことです。遊んでいるといっても、大人が家事や仕事をしている時と同じように、子供も一つの目標を達成するまで続けたい・切りの良いところまで進めたいと考えていることが多いため、途中で強制的に中断させられるとイライラしてしまうのも無理はありません。
それでも、子供が自分で作った約束を破るようであれば、「宿題が早く終わったら、その分遊ぶ時間が確保できるよ!」など、子供にとってメリットのある見通し案を提示するのも良い方法でしょう。その内、宿題をやり遂げる達成感や勉強する楽しさがわかるようになれば、このようなメリットがなくても自発的に勉強できるようになっていきます。
勉強中に機嫌を損ねたり、他のことが気になって勉強に集中できない時、どのように接すれば良いでしょうか。
まず子供が小学生のうちは、親も一緒に机に向かう習慣を持つと良いでしょう。そして、質問をされた時や、「わからない、できない」と癇癪を起こした時は、笑顔で目を見て対話することを心がけてください。
また、なかなか問題が解けない時は、簡単な問題に戻るように促してみるのも良いでしょう。そして、問題にチャレンジできた時や正解できた時は、大げさに思えるほど褒めてあげ、肩をたたいたり、頭をなでたり、グータッチをしたりといった非言語コミュニケーションを加えて、達成感をしっかり感じてもらいます。
ただ高学年にもなってくると、褒めるだけでは勉強にやりがいを感じなくなる子供もいますので、そんな時は「この問題が出来るようになると頭が良くなるよ!」というように、具体的なメリットを提示してあげると良いでしょう。
子供が何かに悩んでいる時、親から話を持ち出した方が良いのか、そもそも親が介入して良いものなのかは難しい問題です。
小学生の悩みは様々で、例えば「なぜ宿題をしないといけないの?」といった勉強に関する悩みもあれば、「友達ができない」「友達と喧嘩した」といった人間関係に関する悩み、「もっとお小遣いが欲しい」といったお金やモノに関する悩み、「お兄ちゃんやお姉ちゃんと比べられるのが嫌だ」「もっと可愛くなりたい、もっと運動ができるようになりたい」といった他者と自分との違いに関する悩み、また「なぜ人は死ぬの?」「死んだ後はどうなるの?」といった死生観に関する悩みを持つ子供もいます。
悩んでいる子供への接し方のポイントは、子供が話しやすい関係を築き、話したがっているチャンスを逃さないことです。普段から何を言っても否定から入る親には「どうせ否定されるから相談したくない……」と思われるでしょうし、話を聞き流される親には「どうせ話しても真剣に聞いてくれないし……」と思われるでしょう。
そうならないように、日頃から子供の意見を否定せず、どんな些細な会話でも真剣に聞くという姿勢を持つことが大切です。
仕事や家事などで忙しく、子供との接し方で悩んでいる親は、特に共働きが当たり前となった現代において、多くの親が抱えている悩みです。
忙しい中で子供と接する時間を増やすには、子供を巻き込んで家事をしたり、子供の生活リズムに大人が合わせるといった工夫も一つの方法です。
例えば、洗濯物を一緒に畳みながら今日の出来事を話したり、子供が宿題する時間に一緒に机で作業をしたりといった方法は効果的な接し方です。たとえ会話がなくとも、親と同じ空間で同じ時間を過ごすことは心の安定に繋がります。
また、生活リズムが合わないという家庭は交換ノートがおすすめです。直接だと話しづらい内容でも相談しやすいですし、文字や文章を書くスキルも高めることもできます。
親も一人の人間ですので、子供との関わり合いの中でイライラしてしまうことも当然あるでしょう。イライラしている状態のまま子供に接してしまい、余計な一言を口走ってしまったり、感情的に怒鳴りつけてしまったりして、「なぜあんなことを言ってしまったんだろう」と自分を責める親も多いはず。
では親自身がイライラしている時、どのように子供に接すれば良いのでしょうか。
様々な接し方のコツがありますが、思い通りにならない子供の行動を成長の証だと割り切って、親自身の許容範囲を広げるのも一つの方法です。
子供は大人が思っている以上に一つの行動に時間がかかりますし、自分なりのこだわりや見通しを持っています。親としては、子供に最短ルートで正解にたどり着いてもらいたいところですが、子供はたくさんの失敗を積み重ねて成長していくものですので、多少の失敗には目をつぶって、子供に任せてみると良いでしょう。
また、親から見てマイナスだと感じることが、逆に長所だったというケースもあります。例えば、何事もゆっくりで時間通りに終わらないのは、一つの物事に対して丁寧に取り組めるという長所でもありますし、ゲームやSNSばかりの子供は、試行錯誤しながら目標達成に向けて努力できるという側面を持ち合わせています。
とは言え、“やるべきことはきっちりやる”という習慣付けを教えてあげるのも親の役目ですので、お互いがイライラしていない時に対処法を話し合っておくことをおすすめします。
今回は、子供への接し方をケース別にご紹介しましたが、家庭内で対処できない時は思い切って他人に頼ってみるのも良いでしょう。
私たち個別教育Canは、学習のサポートはもちろんのこと、学習を通じてお子様の人間性も育成しています。また、家庭内での接し方についても、Canオリジナルの資料をお配りしたり、お子様の特性に応じた対処方法を個別でサポートしております。
学習面でのお困りごとだけでなく、「子供との接し方で悩んでいる……」といったお悩みにも対応できますので、まずはお気軽にご相談ください。
個別教育Canは千葉県で展開している個別指導塾です。
授業でも授業以外でも、基本的に子供をよく褒め、自分の力で問題を解く「楽しさ」を伝えるように心がけています。
例え不正解でも否定せず、回答を見つけるまでのプロセスを講師と一緒に歩むことで自信につながり、徐々に勉強が好きになります。
そして問題が解けたときは、子供と一緒に、めいいっぱい喜びを分かち合います。
また、その子特有の「間違える癖」を見つけ、子供自身にそれを気づかせ「ミスを減らす」ように促し、子供の能力を信じて伸ばします。
さらに学校では教えない、それを知っていると問題が簡単に解けてしまう「Can独自のポイント」を教えるため、勉強が得意・好きになる可能性がグッと高まります!
ご家庭でのお子様への接し方や見守り方などについても、最善策をご提案します。まずはお気軽にお問い合わせください。