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宿題なんてやる意味ない!宿題をサボるお子さんへの対処法

2024.06.27
宿題なんてやる意味ない!宿題をサボるお子さんへの対処法

今回は「宿題なんてやる意味ない!」と言ってお子さんが宿題をサボることにお悩みの親御さんに向けて、そもそも宿題が出される目的やメリットについてご紹介します。

後半では、お子さんが宿題をサボる時の対処法を具体的な声のかけ方・見守り方を交えながら解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

「宿題ってやる意味ある?」宿題の目的とは?

まずはじめに、そもそも学校はどのような目的で宿題を出しているのでしょうか?宿題をやる意味や目的について見ていきましょう。

宿題をやる意味①:授業の内容を定着させるため

宿題はその日の授業内容を定着させるために出されます。

実際、記憶の定着に関する研究によると『24時間以内に復習すれば、10分程度の復習で100%の記憶が戻る』と報告されており、その日習ったことが出される宿題はとても理にかなった復習方法だと言えるのです。

ちなみに、苦手な教科や分野ほど早く復習した方が記憶の定着率が高いということが、記憶の定着に関する実験結果でわかっています。そのため、例えば算数が苦手であれば、先に算数の宿題を終わらせてから、他の教科の宿題をするなど、優先順位をつけて宿題に取り組むのが良いでしょう。

宿題をやる意味②:学習習慣を身に付けるため

特に小学生や中学生にとっては、家庭での学習を習慣化させる目的でも宿題が出されています。

多くの子どもにとって、自分の自由時間を割いてまで勉強に取り組むのはストレスそのもの。習い事や塾に通っていれば、遊びに費やせる時間はとても短いでしょう。このような事情を考慮し、子どもが負担なく取り組めるように、宿題は1日10〜30分程度で終わる内容となっています。

例えば、「宿題が終わったら遊びに行っても良い」「夕飯までに宿題を終わらせる」などのルールを子どもと一緒に作り、学習習慣を養っていくと良いでしょう。

宿題をやる意味③:学ぶ力を伸ばすため

宿題には学ぶ力を伸ばす目的も含まれています。

学ぶ力とは、学びたいものや課題を見つけ、自分で解決する能力を指します。そのためには、理解力や思考力、洞察力などを身に付ける必要があり、宿題にはこれらの力を養う要素が散りばめられているのです。

例えば日記の宿題は、物事を広く観察する力や、その背後にある本質を見抜く洞察力、文章を理解して書く力、情報をまとめる思考力などを総合的に養うことに繋がります。また計算ドリルや漢字ドリルは、反復する力やケアレスミスに気づく力などが身に付きます。

これらの学ぶ力は一朝一夕で養われるものではありませんので、日々の宿題によってコツコツと積み上がっていくもの。「宿題をやる意味がわからない」と子どもが言う時は、1年前のノートや日記を一緒に見てみましょう。学習の効果が目に見えてわかるはずです。

宿題をやる意味はまだある!宿題のメリットとは?

宿題をやる意味はまだある!宿題のメリットとは?
次に、日々宿題を頑張ることで得られるメリットについて見ていきましょう。

宿題のメリット①:計画力や実行力が身に付く

出された宿題をこなすことで、計画力や実行力が自然と身に付いていきます。

計画する力や実行する力は、心身の成長と共に発達するものだと思っている人は少なくありませんが、実は生まれつきの能力ではなく、トレーニングをしないと身に付かない能力なのです。しかも、幼児期から思春期の間で土台を構築する必要があります。

宿題をこなすには、1日のうちで宿題をする時間を確保して実行に移さなければなりませんが、まさにこの取り組みこそが、計画力や実行力を養うための訓練となっているのです。

宿題のメリット②:約束を守る力が育つ

宿題をする時間を子どもと決め、それを実行することで、約束を守る力が育ちます。

例えば、学校から帰宅してすぐに宿題をするというルールを決めたのであれば、特別な事情がない限り、そのルールを守らせます。家庭内でルールを守ることを通じて、将来、人間関係や社会で困らない価値観とスキルを養っていくためです。

とは言え、「夕飯前には帰宅して宿題する約束なのに帰ってこない!」「1時間でゲームを止める約束なのに、終わる気配がない!」と、自分で決めたルールを平気で破るお子さんも多いことでしょう。この場合、「夕飯前に宿題ができたら、夜に30分ゲームできる」など、約束を守ることで得られる小さなご褒美(メリット)を一緒に考えてみてください。

宿題のメリット③:自主性が育つ

自主性とは、親や先生から指示される前に、自分で考えて行動できることを指します。自主性が養われると自信が付くだけでなく、成長意欲や好奇心、探究心を伸ばすことにも繋がります。

自主性を育てるには、子どもが自分で考えて行動できる機会を提供し、小さな成功体験を日々積み重ねることが大切ですが、宿題にはこれらの自主性を育む要素がたくさん含まれています。

そして、子どもの考えや行動に対して余計な口出しをしないのが、自主性を育てるポイントとなります。また、たとえ失敗したとしても叱ったり責めたりせず、自分で解決するように促します。ただし、好き放題させて良いというわけではありません。何かを実行する際は、あらかじめ注意点やルールを伝え、その理由について本人に理解させましょう。

関連記事:子どもの自主性がぐんぐん育つ5つの方法!接し方のポイントとは

宿題のメリット④:勉強が好きになる

勉強を好きになるためには、小さな目標を作り、その目標をたくさん達成することがポイントとなります。

勉強の目標と聞くと、例えば「テストで100点を取る」や「通知表の“よくできる”の数を増やす」などが思い浮かびますが、このような大きな目標は、取り組み期間が長く、また達成するハードルも高いため、やる気が低下しやすくなります。

そのため、「自分で机に向かう」「夕飯前までに宿題を終わらせる」というような、頑張れば達成できる程度の小さな目標を、極めて短いスパンで設定しましょう。そうすることで、何度も勉強による達成感を味わうことができ、自然と勉強が好きな子になっていくのです。

宿題のメリット⑤:親子のコミュニケーションになる

宿題の丸つけや間違い直しを、家庭で行う方針を取る学校が増えてきています。この教育方針には、子どもが学んだことや学習進度を家庭内で共有することで親の学習への興味を高める狙いや、教師の業務負担を軽減する目的があります。

実際、親の宿題チェックは親子の時間を取ることが難しい現代において大切なコミュニケーション時間になっており、また学校での様子や子どもの学力状況・精神状況を把握する重要な役割も果たしているでしょう。

宿題チェックを家庭内で行うことについては賛否の声があがっていますが、ぜひ親子のコミュニケーションツールとして活用してみてください。

関連記事:勉強が苦手な子の勉強法は?親のサポート方法や苦手の原因別対策も

「宿題をやる意味がわからない」とサボる時の対処法

「宿題をやる意味がわからない」とサボる時の対処法

ここまで宿題の目的やメリットについてご紹介しましたが、宿題をサボる子どもにとって納得できる内容とは言い難いでしょう。ではどのように接すれば良いのでしょうか?

最後に、宿題をしない子どもに対する具体的な接し方や声かけ方法についてご紹介していきます。

対処法①:宿題の意味について親子で考える

宿題をやる意味がわからないとサボる時は、「宿題って大変だよね。お母さん・お父さんも面倒くさいな〜、サボりたいな〜って思ってたよ。なんで宿題ってあると思う?」と、まずは子どもの気持ちを受け入れた上で、子ども自身にその意味を考えさせます。

また、子どもが出した“宿題をやる意味”について、親として物足りなさを感じたり、当を得ていないと感じたとしても、それを否定せず、尊重することの方が大切です。

対処法②:自分のやり方で進められる余地を持たせる

宿題をやる意味がわからない・宿題をやりたくないとサボる時は、宿題をする環境が、子どもにとってストレスになっている可能性があります。

大人でも家事や仕事に対して事細かく指示されるとやる気が失せてしまうもの。子どもの宿題に関しても、宿題をする時間など大枠のルール以外は子どもが自分のやり方で進められる余地を持たせるのが、宿題へのやる気を引き出すポイントとなります。

鉛筆の持ち方や姿勢、問題文をよく読まずに解き始める…など、親としてはつい口出ししたくなりますが、あまり細かい部分にこだわらず、「今日も宿題してエラいね!」と行動を褒め、見守りに徹してみてください。

対処法③:積極的に褒める

子どもが宿題をやる意味がわからないと感じるのは、「宿題をしても何も良いことがなく、ただ面倒くさいものだ」と思っている可能性があります。子どもにとっては、YouTubeを見たりゲームで遊んでいる方が、楽しく有意義な時間です。しかし、だからといって宿題をサボって良い理由にはなりません。

そこでおすすめなのが、“褒めることで得られる達成感”を提供することです。

子どもを褒める際は、意欲や行動を褒めるように意識するのと、何が良かったのか具体的に伝えることを意識してみてください。宿題に関しては、例えば自主的に机に向かう姿が見られた時なら「自分で宿題しようと思ってすごい!」、テストや通知表の結果が以前よりアップしていたら「毎日宿題を頑張っていたもんね!さすが!」といった声かけが効果的です。

ぜひ宿題を通じて、お子さんを積極的に褒めてあげましょう。

関連記事:子供を伸ばす褒め方にはコツがある!子供に伝わる上手な叱り方も紹介

子どもが自ら宿題するようになるにはコツがある!

今回は、宿題が出される目的やメリット、やる意味がないとサボる子どもへの対処法についてご紹介しました。

宿題をサボったりやりたくないと反抗的な態度を取る子どもに対して、「はやく宿題しなさい!」と命令口調で指示したところで、子どもはますます宿題をやらなくなるだけです。

イライラする気持ちをグッとこらえて、命令口調にならず、子どもが自ら行動できるように声かけすることが重要です。「今日の宿題は何が出たの?」「どの宿題からやるの?」「夕飯までに終わりそうかな?」などの見通しが立てやすい質問を投げかけて、宿題に取り組むハードルを下げてあげましょう。

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