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小学生・中学生の反抗期に疲れたら?子どもと向き合うポイントと解決策

2023.11.15
小学生・中学生の反抗期に疲れたら?子どもと向き合うポイントと解決策

親の言うことを無視したり、乱暴な言葉遣いをするようになったりするなど、親に対して反抗的な態度を取り始めると、「うちの子もそろそろ反抗期かな?」と成長を感じるもの。

しかし、小学生高学年から中学生にもなると、行動範囲や視野が広がり、さらに反抗的な態度や行動はエスカレート。子どもの乱暴な言葉遣いや態度に「もう疲れた……」と疲弊する親は少なくありません。

そんな小学生高学年から中学生の反抗期で悩む親御さんに向けて、この頃に訪れる反抗期の特徴や行動、子どもと向き合うポイント、具体的にどのような行動や声かけをすれば良いかといった解決策についてご紹介していきます。

また、反抗期がひどくなる原因や、反抗期の意味についても解説していますので、子どもの反抗的な態度に頭を抱えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

「もう疲れた…」中学生を持つ親の反抗期に関する悩み

子どものひどい反抗期に対して「こんなにひどいのは我が家だけ?」「子育てに疲れたなんて親失格かな……」と、その差はあれど、ほとんどの親がこのような悩みを持っているものです。

ここではまず、小学生高学年から中学生の反抗期でよく見られる子どもの行動と、親が抱えている悩みについてご紹介していきます。

子どもが舐めた態度を取る

子どもが親を見下すようになったり、親に平気で嘘をつくようになったりと、親に対して舐めた態度を取ることがあります。なかには、親を脅したり命令するような子どもも存在します。

このような親を下に見る偉そうな態度は、小学3年生頃から中学生にかけての反抗期でよく見られるもので、多くの親が頭を抱える悩みとなっています。

話しかけても無視する

親を無視するのも、反抗期でよく見られる態度です。特に中学生になると、友達に親と話しているのを見られるのが恥ずかしいという感情や、親の存在や親からの指示に対して「うざい」「面倒くさい」と感じることが、親を無視するという態度に繋がっていくようです。

わざと人を困らせようとする

わざと傷付いたり嫌がるようなことをして困らせるのも、小学生から中学生頃の反抗期で見られる態度です。反抗期だから仕方ないとわかっていても、子どもからの暴言に耐えきれず「もう疲れた、子育てを放棄したい」と考えることがあるでしょう。

ですが、そう思うのは人として当然の心理ですから親は自分を責めないようにし、時間を置いて子どもとじっくり話し合うことを検討してみてください。

暴力がひどい

特に男子がいる家庭で問題になりやすいのが、他者への攻撃的な態度です。怒りの矛先が物に向き、壁やふすまに穴が開いているというお家も少なくありません。

行為がエスカレートし、人に暴力を振るようになるなど家庭内で手に負えなくなった時は、地域の福祉センターや児童相談所、医療機関、警察署に相談するなどして、取り返しがつかなくなる前に解決していきましょう。

中学生の反抗期の特徴とは?反抗期の意味と悪化する原因

中学生の反抗期の特徴とは?反抗期の意味と悪化する原因

反抗期には、イヤイヤ期と呼ばれる2歳から4歳頃の第一次反抗期と、小学生高学年から中学生頃に見られる第二次反抗期があります。また、子どもによっては小学校低学年から高学年にかけて中間反抗期が見られるケースもあるでしょう。

ここでは、小学校高学年から中学生にかけて迎える第二次成長期の意味や反抗的な態度を取る理由、言動や態度がひどくなる原因について見ていきます。

なぜ反抗的な態度をとる?反抗期の意味と理由

そもそも反抗期とは、「子どもが他人の意見に反抗的な態度を示すことが多い時期」を意味します。また反抗期がやってくる理由について、幼児期の第一次反抗期は「甘えたいけど自己主張もしたい」という自我の芽生えから来るとされていますが、中学生の頃に迎える第二次反抗期は「自分は子どもじゃない」という自立心の芽生えから起こるものだとされています。

つまり、反抗期は子どもが精神的に自立するための準備期間であり、子どもの成長発達に欠かせない大切な過程なのです。

小学校高学年〜中学生の反抗期の特徴

小学校高学年から中学生の頃に迎える第二次反抗期の特徴は、先ほどもお伝えした通り、親とのコミュニケーションを拒んだり、ひどい言葉や態度で反抗したり、他人と自分との境界線を持ちたがったりといった様子が現れます。

特にこの頃の反抗期は、親や学校の先生が決めたルールに疑問を抱くようになったり、理想と現実とのギャップに苦しんだり、周りの友達と比較して劣等感を感じたりといったことが、反抗的な態度に繋がる要因だとされています。

また反抗的な態度は性別でも特徴にやや違いが見られ、例えば男子の場合だと、親との会話を極端に嫌がる・親との関わりを持ちたがらなくなる・言動が暴力的になるなどの態度が見られます。一方で女子の場合は、屁理屈を言うようになる・自室に入ってくるのを嫌がる・異性である父親を毛嫌いするようになるなどの態度が見られます。

なお、子どもの反抗期については「子供の反抗期はいつ始まっていつまで続く?年齢別の特徴と接し方のポイント」でも詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

中学生の反抗的な態度がひどくなる原因

中学生のこの時期は身体の成長も著しく、また生活環境の変化によってストレスを抱える子ども達が多いもの。小学生の時と違って定期テストで順位が公表されたり、部活動で先輩後輩との上下関係ができたりと、他人と比較して落ち込むことや、人間関係で悩むことが増えます。また、理想の姿と現実の自分とのギャップに苦しむことも少なくありません。

このような精神状態で、さらに追い打ちをかけるように「なんでこんな点数なの?」「なんで○○ちゃんはできるのに、あなたはできないの?」などと親から言われると、反抗的な態度がひどくなるのも無理はないでしょう。

そのため、反抗的な態度が前よりひどくなったと感じた時は、子どもが抱えているストレスに目を向けてみることです。すると、反抗期がひどくなっている原因が見つかったり、状況が判断できることで親も冷静に対応できるようになります。

「疲れた…」を解決!反抗期中の中学生と向き合うポイント

「疲れた…」を解決!反抗期中の中学生と向き合うポイント

中学生の頃の反抗期は子ども扱いしないことが最も重要なポイントとなります。ここでは、小学生高学年から中学生の子を持つ親の「反抗的な態度に疲れた…、もう我慢の限界」を解決するための、具体的な対策をご紹介していきます。

子どもの行動に口を出さない

第二次反抗期は精神的な自立が一つの要因ですから、子どもの行動に対して口を挟まず、一人で行動させてみるのがおすすめです。

親としては、子どもに失敗をして欲しくないと期待や希望を持つのは当然のこと。しかし、親からの期待が子どもの自立心やチャレンジ精神を潰してしまったり、さらなる反抗的な態度を招いてしまうケースも。

とは言え、他人に迷惑をかけるなどの行為は、親として阻止しなければならないのも確かです。そこで、子どもの行動に口出しすべきか判断に迷った時は、責任の所在について考えてみると良いでしょう。

例えば、「部屋の片付けをしない」「宿題をしない」「テストを頑張らない」といった問題は親ではなく子どもの問題であり、子ども自身が解決する必要があります。そして、そんな子どもの様子を見てイライラするのは親の問題です。

そのため、目の前にある問題や課題が誰の問題であるのかを考え、子どもの問題だと判断できることは子ども本人に任せた方が良いと言えます。また同時に親も、子どもに感じている不安や心配な気持ちを子どもの問題にすり替えるのではなく、過干渉にならないように気をつけるべきでしょう。

親の意見を押しつけない

反抗期に限らず、人間は自分が納得していない意見を押しつけられることに拒否反応を示すものです。実際、親から勉強を強制させられた子どもと、自主的に勉強をする子どもでは、後者の方が成績が伸びやすいと言われており、親から勉強を強制された子どもはかえって勉強嫌いになる傾向があります。

もし、子どもに対してアドバイスすべきことがあれば、「勉強しなさい」と命令するのではなく、「勉強した方が良いと思う」と提案する形にし、子ども自身に考えさせ、決断させる方法を取ると良いでしょう。

子どもの自主性を育てる方法については「子どもの自主性がぐんぐん育つ5つの方法!接し方のポイントとは」で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にご覧ください。

干渉し過ぎない

反抗期を健全にやり過ごすには、干渉し過ぎないこともポイントです。逆に、無理に子どもと距離感を縮めようとした結果、反抗期がさらにひどくなることがあります。

ただし、子どもから助けやサポートを求められた時は、無理に距離をとろうとするのではなく、愛情を持って真剣に対応してください。この時、「普段は親の言うことを無視するクセに」とつい思いがちですが、そこで無視し続けてしまうと親からの愛情を実感することができず、自己肯定感や自尊心が低くなったり、感情のコントロールがしづらくなったりといった影響を及ぼす恐れがあります。

適度な距離感が難しいと感じる時は、例えば「人と会う時は誰と会うか報告する」「ゲームやスマホはやるべきことが終わってから」といったルールを親子で決め、そのルールの範疇であれば自由に行動しても良いと決めておくのが良いでしょう。

反抗期は一過性のものだと割り切る

反抗期は親も子も疲弊する時期ですが、大半の子どもは数年後に終わりを迎えます。そのため、「今はそういう時期だ、時間が解決してくれる」と割り切って考えるのも有効な方法だと言えるでしょう。

一般的に第二次反抗期の期間は5〜6年間だとされ、仮に小学6年生頃から本格的な反抗期が始まったとしても、高校生の頃には関係性が徐々に良くなっていき、「反抗的な態度で疲れた」と思うことが少なくなっていきます。

反抗期が終わるきっかけには様々な意見があり、その大きな要因の一つにホルモンバランスが安定し始めるという理由があげられます。思春期は性ホルモンの分泌量が増加するのですが、この性ホルモンによって、イライラや攻撃的な態度が引き起こされると言われているからです。

ホルモンバランスの変化による反抗的な態度は、規則正しい生活や十分な睡眠時間、栄養バランスの取れた食事、身の回りの整理整頓などで緩和できると考えられていますので、ぜひ親子で取り組んでみてください。

中学生の反抗的な態度に疲れたら……

今回は、小学生高学年から中学生にかけて見られる反抗期の特徴と、反抗期で疲れた親が取るべき行動についてご紹介しました。細かいことにあまり目くじらを立てず、叱る時は自信を持って堂々と叱ることで、子どもは「ちゃんと親は自分を見てくれているんだ、気に掛けてくれているんだ」と安心することができます。

また、反抗期は第三者の大人が介入することで、親に話せない悩みを打ち明けられたり、素直に話が聞けるケースもあります。私たち個別教育Canは、まさに反抗期真っ只中の小学生高学年〜中学生のお子様をお預かりしており、勉強だけでなく、第二の家・第二の親として親御様と一緒に子育てをさせていただいております。

反抗期は親も子もストレスフルな日々が続きますが、いつか終わりを迎えますので、直接話すのが難しい時はメールでコミュニケーションを図ってみたり、学校の担任や部活の顧問、塾の先生など周囲の大人を頼ったりしながら、うまくやり過ごしていくのが大切だと言えるでしょう。

親子の成長を親身にサポート!個別教育Can

親子の成長を親身にサポート!個別教育Can

個別教育Canは千葉県で展開している個別指導塾です。そして、個別指導塾でありながら「先生が全員正社員」をモットーとしている学習塾となっています。

個別教育Canの想いは、教育を通じて子供達の可能性を開花させ、多くの人の役に立つ人間になってもらうこと。子供の性格・やる気・理解度・自信・性別・知識・志望校によって授業や教え方を変え、困難なことにも「自分ならできる!」と自主的に努力し、挑戦する子に育てます。

そのため、大学生のアルバイト講師はとらず、先生が全員正社員の個別指導塾であることにこだわっています。

「反抗期がひどく、夫婦の力だけでは手に負えない」「家庭内で勉強のサポートが難しい……」とお困りの方は、ぜひ一度個別教育Canに足をお運びください!

個別教育Canの3つの特徴

  1. 面倒見力:とことん関わり、とことん愛情をかけ、とことん教えます。 困っている子供を放っておくことはありません。 「そこまでしてくれるのか」と感じてもらえるように接することを心がけています。
  2. 高い個別指導力:子供の性格、やる気、理解度、自信、性別、知識、 志望校によって授業や教え方を変えられるようにしており、 そのため社員(講師)は毎日社内研修を2時間行っています。
  3. 楽しい授業力:子供を褒めて励まし、ハイテンションで質の高い授業を行います。また、分かりやすい表現を心がけ、その子のレベルに合った問題を解かせて自信を持たせます。各種カウンセリング手法を交えてやる気にさせるだけでなく、いつも笑顔で楽しく受講できるように取り組んでいます。

ご家庭で勉強のやる気を出す方法や、お子様の見守り方などについても、最善策をご提案します。まずはお気軽にお問い合わせください。

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