「子供が塾をサボるようになって、どう対処すれば良いかわからない」とお悩みの方に向けて、今回は子供が塾をサボる理由と、効果的な対処法についてご紹介します。
子供が急に塾をサボるようになると、親としてとても不安になるものです。同時に、子供自身もサボることに罪悪感を抱いていたり、サボりたくなる気持ちを解消できずに不安に思っている可能性があります。
そのため、子供が塾をサボっているのは勉強から逃げているだけだろうと捉えずに、根本的な原因を把握して解消していく必要があるでしょう。
学習塾である私たち個別教育Canの経験や保護者からの声も交えてご紹介していますので、ぜひお役立てください。
目次
「子供が塾をサボる」と悩んでいる保護者は、子供の年齢に問わず少なくありません。
【悩める親の声】
上記の事例だけを見ると、ただ単に勉強するのが嫌でサボっているように感じますが、実際は思いもよらぬ理由が潜んでいることがあります。
なぜ子供が塾をサボるのか、理由について詳しく見ていきましょう。
私たち個別教育Canが実際に保護者さんから伺った話や、実際に直面した事例なども交えながらご紹介していきます。
子供が塾をサボる理由の1つ目に、塾側に問題があるケースがあげられます。
具体的な事例としては、
といったものがあります。
子供からの話だけでは判断がつきにくい部分ですので、担任講師と面談したり、他の保護者に意見を求めるなどして、実態を把握することが大切です。
子供が塾をサボる理由の2つ目に、人間関係に問題があるケースがあげられます。
具体的な事例としては、
といったものがあります。
塾は勉強する場所ですので「人間関係で悩む必要はない」と考える保護者は少なくないのですが、人間関係は学習意欲に大きな影響を与えるものです。
友達がいる方が安心できる子供もいれば、知り合いがいない方が勉強に集中できる子供もいますので、お子様の特性をよく理解して適した塾を選ぶ必要があるでしょう。
子供が塾をサボる理由の3つ目に、発達や成長に伴う精神面の問題があげられます。
具体的には、
といったものがあります。
小学生の場合は勉強よりもゲームや友達と遊びたいからという理由が多く、授業中に友達と遊んでしまったり、ゲームをしていたら塾の時間を過ぎてしまっていたりといったことがあります。このように、子供だけの世界を持って遊んだり行動したりし始める時期を「ギャングエイジ」と呼び、小学3年生〜4年生の頃に多く見られます。
また、親と離れるのが寂しくなる「母子分離不安」による遅刻や欠席は低学年によく見られますが、成長過程においては自然な兆候であるため発達に伴って徐々に消えていきます。
一方で思春期に入った中学生・高校生になると、親への反抗心から塾をサボる傾向があります。これも発達に伴う自然な行動ではあるのですが、指導や管理が必要な小学生・中学生と違って、適度な距離から見守ることがポイントとなります。
子供が塾をサボる理由の4つ目に、学習意欲が低下しているケースがあげられます。
具体的な事例としては、
といったものがあり、近年ではコロナ禍で学習活動が大幅に制限されたことも、学習意欲の低下に影響していると言われています。
加えて、こうした学習意欲の低下は、年齢が上がるにつれて増加する傾向があります。
子供が塾をサボる理由の5つ目に、大した理由がない・何となく行きたくないというケースがあげられます。
具体的には、
といったものがあります。
遅刻することがわかっているからサボりたい・1度サボってしまったから行きたくないのは、「講師から怒られるかもしれない」「塾で気まずい思いをしたくない」という心理によるものが多い様子です。
また、特にこれと言った理由がないけどサボりたい時は、肉体的に疲れていたり、何らかのストレスを抱えていたり、プライベートで悩んでいることが考えられるでしょう。特に部活動や人付き合いが多くなる中学生・高校生にこのような傾向が見られます。
子供が塾をサボった時、保護者としてどうすれば対応すれば良いのか悩みどころです。
ここでは、塾をサボる子供にやってはいけないことを見ていきましょう。
塾をサボったことがわかると、ついつい一方的に叱りつけてしまうものです。
しかし、子供本人も塾をサボったことに罪悪感を抱いていたり、これからどうすれば良いんだろうと不安を感じていることが多く、中には親と顔を合わせるのが不安で帰宅できないと悩む子供もいます。
頭ごなしに怒ってしまう気持ちもわかりますが、サボってしまった理由が何か、サボる理由に潜んでいる問題を解決していくことの方が大切です。そのため、サボった後に子供が安心して家に帰ってこられる環境作りを意識してみてください。
子供が塾をサボってしまっても、すぐに塾を辞めさせたり、転塾させるのも好ましくありません。根本的な問題が解決する前に塾を辞めさせても、次の塾でまたサボってしまったり、勉強する意欲自体が低下しかねません。
これまで問題なく塾に通えていて、サボった回数が1〜2回程度のごく少ない回数であれば、一時的なものである可能性がありますので、子供本人から理由が聞けなくても、しばらく様子を見ることをおすすめします。また、まだ自己管理が充分でない小学生・中学生の場合は、塾講師に相談しておきましょう。
反対に長期的にサボっているのであれば、塾講師に相談の上、休校手続きを取って問題を解決した方が良いかもしれません。
最後に、塾をサボる子供に効果的な対処法をご紹介していきます。
子供が塾をサボるようになったら、まずは塾の講師に相談してください。
面談時は、子供の通塾状況や学習進度、学習内容、成績、宿題の状況などを確認して、必要に応じてコースやクラスの変更も検討します。
加えて、学校での様子が不安な場合は、担任の先生に相談してみるのも良いでしょう。
保護者からの声かけは、勉強のモチベーションに大きく影響します。特に、「勉強しなさい」「宿題やったの?」というような子供をコントロールするような声かけは、サボり癖に拍車をかけてしまう可能性があります。
かといって、子供の学習状況に全く干渉しないのも良くありません。
例えば、「おはよう」や「いってらっしゃい」というような日常会話を持つことや、いつでも相談を聞くスタンスでいることは、コミュニケーションを円滑に保つのに効果的だと言われています。
子供が塾をサボる原因が、「遊びたい」「疲れている」「何となく行きたくない」というものでしたら、予定を詰め込み過ぎていて余裕がない可能性がありますので、時間の使い方を見直してみましょう。
内閣府の特別機関である日本学術会議が発表した「我が国の子どもの成育環境の改善にむけて-成育時間の課題と提言-」によると、不登校や引きこもりなどの原因に、休み時間の喪失や外で過ごす時間の減少、生活習慣の乱れ、家族同士の触れ合い時間の減少があげられています。
そのため、たとえ受験を控えていても、外に出る時間や自由に遊ぶ時間、家族と余暇を楽しむ時間、睡眠・休息時間を確保することが大切だと言えます。
一般的に、反抗期は小学生高学年から始まり、中学生・高校生の頃がピークです。ちょうど中学受験・高校受験・大学受験と被りますので、子供の反抗的な態度に頭を抱える保護者も少なくありません。
反抗期を迎えた子供は、保護者の言うことは聞き入れなくても、他の大人の言うことなら耳を傾けることがありますので、塾のサボり癖が改善しない・保護者の言うことを聞かない時は、塾の講師や他の大人に協力をあおぐのも効果的です。
塾をサボる原因が塾内にある場合は、他の塾や学習サービスの利用を検討するのも良いでしょう。
例えば、
といった方法があります。
まずは今の塾に感じている不満や不都合な点を洗い出し、塾や学習サービス選びに活用したいところです。
本記事では、お子様が塾をサボる理由と対処法についてご紹介しました。
私たち個別教育Canは、お子様がサボることなく、笑顔で自主的に勉強したくなる授業をモットーとしています。
【個別教育Canの特徴】
お子様が塾をサボる・学習意欲が低下しているとお悩みの方はぜひご利用ください。
個別教育Canは千葉県で展開している個別指導塾です。基本的に子供をよく褒め、自分の力で問題を解く「楽しさ」を伝えるように心がけています。
例え不正解でも否定せず、回答を見つけるまでのプロセスを講師と一緒に歩むことで自信につながり、徐々に勉強が好きになります。
そして問題が解けたときは、子供と一緒に、めいいっぱい喜びを分かち合います。
また、その子特有の「間違える癖」を見つけ、子供自身にそれを気づかせ「ミスを減らす」ように促し、子供の能力を信じて伸ばします。
さらに学校では教えない、それを知っていると問題が簡単に解けてしまう「Can独自のポイント」を教えるため、勉強が得意・好きになる可能性がグッと高まります!
1.面倒見力:とことん関わり、とことん愛情をかけ、とことん教えます。 困っている子供を放っておくことはありません。 「そこまでしてくれるのか」と感じてもらえるように接することを心がけています。
2.高い個別指導力:子供の性格、やる気、理解度、自信、性別、知識、 志望校によって授業や教え方を変えられるようにしており、 そのため社員(講師)は毎日社内研修を2時間行っています。
3.楽しい授業力:子供を褒めて励まし、ハイテンションで質の高い授業を行います。また、分かりやすい表現を心がけ、その子のレベルに合った問題を解かせて自信を持たせます。各種カウンセリング手法を交えてやる気にさせるだけでなく、いつも笑顔で楽しく受講できるように取り組んでいます。
「子供が塾をサボるようになった…」「今の塾が合っているかわからない」など、すでに他の塾に通われている方からのご相談も大歓迎です。
まずはお気軽にお問い合わせください。