今回は「塾講師になるにはどうすれば良い?」とお悩みの方に向けて、塾講師として働くまでの採用フローや学習塾を選ぶポイント、塾講師に有利な資格、塾講師に求められる資質について解説しています。
また、私たち個別教育Canで重要視しているガクチカのポイントもご紹介していますので、学習塾に就職して講師になりたいとお考えの方はぜひ最後までご覧ください。
目次
まずはじめに、塾講師になるにはどうすれば良いか、応募から働くまでの採用フローと、学習塾を選ぶポイントについて見ていきましょう。
塾講師になるには、学習塾に応募して採用される必要があります。
一般的には『エントリー→採用試験→面接→採用』といったフローになっており、採用後は研修を経て塾講師としてデビューします。
【塾講師になるまでの一般的な採用フロー】
①エントリー(履歴書等の提出)
②採用試験
③面接
④研修
塾講師ならではのポイントは、採用試験に筆記試験が実施されるケースがある点です。学習塾の経営方針にもよりますが、文系であれば英語・国語・社会の3科目、理系であれば英語・数学・理科の3科目でテストを行う傾向が多い様子です。
学習塾を選ぶ際は、塾の指導方針と経営方針が自身の理想と合っているか?という点を確認しましょう。
例えば指導方針であれば、集団指導か個別指導か、どのような生徒を対象としているか、担当する教科は何科目かなどをチェックします。
また経営方針に関しては、チラシ配りや事務処理など授業以外の業務も担当するのか、研修制度があるか、授業準備は稼働時間に含まれるのか、残業代はつくのか、福利厚生はどうかといった点をチェックしておくと安心です。
次に、塾講師になるために必要な資格や、求められる資質について見ていきましょう。
よく大学生から「塾講師になるには教員免許を持っていないとダメですか?」と聞かれますが、教員免許を持っていなくても塾講師になることは可能です。実際、私たち個別教育Canで教員免許を持っている社員は全体の2〜3割です。
教員免許が要らないのは、個別教育Canに限らず、一般的な学習塾でも同じです。一般的な学習塾では大学生のアルバイト講師が授業を担当していて、教員免許を保有している学生は限定的だからです。
ただし、塾講師を教室長や校長として定義する場合は、普通免許の保有を必須とする塾もあります。正社員として塾講師を目指していて、将来的に管理職を目指したいという希望があれば、説明会などで質問しておくと良いでしょう。
加えて、超難関校を目指す学習塾や、算数・数学に特化している専門塾、英語のネイティブ教育を取り入れているような専門塾では、学歴や英検(実用英語技能検定)、TOEIC、実用数学技能検定(数学検定・算数検定)などが応募条件になっていることもあります。
とはいえ、一般的な学習塾の場合、このような資格が採用時に有利に働くということはなく、やはり人間性が重視されます。もちろん、教職課程や資格取得に向けた取り組みが塾講師として働く上で役立つことは確かですが、多くの場合、資格の有無やTOEIC等の点数のみで合否を決めることはありません。
塾講師になるには、学歴や資格よりも、むしろ資質の方が重要な要素となります。
そして、塾講師になるために求められる資質は、教職に対する情熱と、教職に適した人間力の2つに集約することができるでしょう。
まず教職に対する情熱とは、「子供が大好き」「教えることが大好き」といったマインドの部分です。特に小学生や中学生を対象とする学習塾では、反抗的な態度を取る生徒がいたり、思うように学習が進まない生徒がいるのも事実です。また、塾では素直に授業を受けていても、家庭内では反抗的な態度を取っていて、親御さんから子供との接し方について相談されるケースもあります。
反抗期は自立していくために避けて通れない成長過程であり、「言うことを聞かないなら指導はしない」というスタンスでは塾講師は務まりません。そのため、対象年齢の成長と発達について理解を深める必要があります。
次に、教職に適した人間力とは、責任感やコミュニケーション能力などが当てはまります。小学生や中学生を対象とした塾では、学習指導だけでなく人間形成教育にも力を入れている学習塾が多いため、社会性や礼儀作法なども重要な資質だと言えるでしょう。
たとえ高い学歴と豊富な知識を持っていても、子供や親御さんから信頼されていないと、成績が思うように伸びなかったり、「塾に行きたくない」と生徒がサボり始める恐れもあります。勉強嫌いを克服するために通い始めた塾で、さらに勉強が嫌いになってしまっては本末転倒です。そのため、塾講師は生徒と親御さんの悩みに共感し、寄り添える人間力が必要なのです。
【参考記事】
・子供の反抗期はいつ始まっていつまで続く?年齢別の特徴と接し方のポイント
・【小学生】勉強についていけない様子が見られたら?理由や対策について
・なぜ塾をサボる?子供が塾に行かない理由と対処法とは?
最後に、塾講師の面接時に重要視されるガクチカ(学生時代に力を入れたこと)について、私たち個別教育Canで大切にしている点を2つご紹介します。
個別教育Canに限らず、一般的な学習塾でも重要視されるポイントですので、「塾講師になるために、学生のうちに何をしておけば良いかわからない……」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
多くの学習塾では、塾講師になるために必要な要素として、何事にも一生懸命に取り組んでいるか?という点を重視しています。何をやるにしてもすべて、自分の財産になるからです。
これは、教員免許を取得したり、TOEICで800点以上を取得するといった塾講師の仕事に直結するような取り組みに限定されず、部活やアルバイト、趣味などにも当てはまります。どのような経験であれ、何かに対して情熱を注ぎ、努力をした経験がある人は、塾講師を目指す上で評価されるポイントだと言えるでしょう。
リーダー的な役割で活動や仕事をした経験も高く評価されるポイントです。なぜなら塾講師は、生徒のモチベーションと能力を引き出し、親御さんや他の講師たちと力を合わせて、成績アップや志望校合格といった目標をやり遂げる力が必要だからです。
例えば、部活やサークルで何らかの役職を担当したり、アルバイトでリーダー的なポジションを任されたりといった経験は、塾講師の仕事に活かしていけます。学習塾に就職して塾講師になりたいと考えている学生は、ぜひ今のうちからこのようなリーダー経験を積んでおくと良いでしょう。
今回は、塾講師になるにはどのようなフローを踏んでいくのか、また有利な資格や求められる資質、面接時に重要視されるガクチカのポイントについてご紹介しました。
塾講師になるには特別必要な資格はありません。なぜなら、採用後は学習塾独自の指導方針に基づいて科目学習や指導研修が受けられるからです。
そして大切なのは、塾講師としての資質があるかどうかと、何事に対しても一生懸命に取り組む姿勢です。
また、学習塾の中には、せっかく塾講師として採用されたのにチラシ配りやポスティングといった授業以外の業務を押し付けられたり、入塾数やオプション講座の申込数などで厳しいノルマを課せられたりと、授業以外の業務に専念しなければならないところもあります。
「塾講師をしたかったのに雑務ばかり……こんなはずじゃなかった」「経営のことは考えず、生徒や親御さんにとってベストなサポートがしたかった」といった後悔を生まないように、経営方針や指導方針に納得できた学習塾を見つけることが重要だと言えるでしょう。
個別教育Canは千葉県で展開している個別指導塾です。そして、個別指導塾でありながら「先生が全員正社員」をモットーとしている学習塾となっています。
アルバイト大学生の管理をする必要がなく、それぞれの社員が主体的に行動するため、社員を管理するという社風がありません。また、ポスティング等のセールス業務もありませんので、授業に専念でき、生徒一人ひとりと丁寧に向き合うことが可能です。
さらに、子育てカスタマイズ制度といって、子育てがしやすいように社員さんの事情に合わせて勤務日数や勤務時間がカスタマイズできる制度も設けています。そのため、将来的に結婚や出産を検討されている方でも、仕事と生活のバランスを取りながら働いていただけます。
「子供から慕われる先生になりたい」
「生徒を笑顔にしたい、そして自分自身も笑顔でいたい」
「学習指導だけじゃない、愛情溢れる指導者を目指したい」
その夢を個別教育Canで実現しませんか?ご応募お待ちしています。
個別教育Canの採用フローは以下の通りです。
【個別教育Canの採用フロー】
①エントリー
②Phase1(説明会)
③Phase2(個別説明会)
④内定
Canでは面接という形を取らず、お互いに話し合いながら内定を決めさせて頂きます。
また私たちの選考は、学歴や資格よりも、人間性を見て判断させて頂きます。そのため、筆記試験や集団討論を実施していません。入社後の研修でしっかりと教科学習ができますので、安心してご応募ください。